コンバース ワンスター・コンバース レザー・コンバース ハイカットについて
コンバース(Converse)は、アメリカで設立されたシューズメーカーで、コンバースのバスケットボールシューズは日本で長年に渡って根強い人気を持つ有名ブランド品です。
バスケットボールシューズと言えばコンバース、コンバースと言えばバスケットボールシューズと言うくらいバスケットボールシューズの代名詞、バスケットボールシューズの定番となっています。
素材は、基本的にキャンバスとレザーがベースになっていて、このうちハイカットとローカットの2種類があるのはオールスターとウェポンだけなのです。
バスケットシューズは有名ですがテニスシューズ、ランニングシューズといったそれぞれの専門分野で多くの人が利用しています。
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コンバース ワンスター
コンバースのワンスターとは、1968年、1969年、1974年、1975年、この4年だけしか製造されなかった1970年代を代表するバスケットボールシューズのことです。
その製造期間の短さから『幻の』という形容詞がついています。
そもそも、創業後、間もなくから最高のバスケットボールシューズとしてプロバスケットボールプレーヤーに愛用されていたオールスターですが、1960年代後半から、バスケットボールシューズを含めたスポーツシューズの素材や機能がますます進化し、特にプロスポーツ選手からはそれまでのキャンバス素材から、よりスポーツ向けのレザー素材を求める声が高まっていました。
コンバースは、その声に応えるべく、優れた耐久性を持つレザーをアッパーに採用した「ワンスター」を開発しました。
高品質なスムースレザー、そして同じく高級なスエードを採用したコンバースの新しいバスケットボールシューズ「ワンスター」でしたが、製法が難しかったことと、さらには厳選したレザーで高い完成度を求めたので、素材の手配がスムーズに行かなかったこと等もあって、製造されたのはわずか4年間だけでした。
その後、時は流れ1984年ごろになると、ワンスターの熱心なファンが復活を強く要望したために、コンバースが、その声に応える形で、ワンスターの復刻が実現しました。
復刻されたワンスターは、ファッションの世界へ返り咲くことで、さらに新しいファンを増やしながらカラーやスタイルのバリエーションを今も広げ続けています。
特に、ストリートのファッションの世界で広く受け入れられ、今やワンスターは、コンバースに欠かせない存在となっています。
ワンポイントでもあるひとつ星とシンプルなカラーが、飽きることなく長く履き続けられる最大の理由だと思います。
「幻のひとつ星」は甦りました。
最高級レザーをウレタンでコーティングし、光沢のあるアッパーやラバーソールはもちろんのこと、ディテールまで忠実に復刻されたのです。
コンバース レザー
コンバースのレザーとは、レザー素材を用いたスニーカーですが、コンバースが最初にレザーを素材としたオールスターを製造したのは1968年です。
コンバースが、プロバスケットボールプレーヤーのための競技用モデルとして、レザーおよびスエード製のオールスターを発売したのが1968年で、翌1969年に入ると、”スター&バーズ”(★マークと2本ライン)をアッパーに施した「スムースレザーオールスター」通称「ジャックスター」が誕生します。
このバーズは単なる飾りの2本ラインはなく、バスケットボールをプレイするときの足の激しい動きをサポートするために配されたのでした。
1970年になると、スエードアッパーが、1972年にはスムースレザーのハイカットが発売されるなどして人気を得たのですが、1973年に生産を終了しています。
ちなみに、このモデルから2本ラインを取り、よりシンプルなデザインで後に発売されるのが「ワンスター」です。
さて、コンバースのレザーの話に戻ります。
時は流れ、1976年に入ると、バスケットボールの歴史をがらりと変える伝説のプレーヤーがプロリーグにデビューしました。
彼の名は、Dr.Jこと、ジュリアス・アービング。
そのパフォーマンスは、まるで重力を受けていないのではないかと思えるほど空中で様々な技の数々を繰り出し、さらには豪快にボールをリムに叩き込むスラムダンクなど彼は、そのプレイを芸術の域にまで高めていった、まさにスタープレーヤーでした。
しかし、空中でそれだけの身のこなしをやってのけると言うことは、足への負担は大変なものだったでしょう。
その華麗なプレイを、彼の足元で支え続けたのが、コンバースのレザー製バスケットボールシューズ「プロレザー」でした。
若きスターであるジュリアス・アービングがキャンパス オールスターに憧れたのと同じように、足首の保護とサポート性を考慮して開発されたプロレザーは、プロバスケットボーラーに憧れる子供たちの憧れとなったのでした。
コンバース ハイカット
コンバースと言えばハイカット、ハイカットと言えばコンバース、と言っても過言ではないですよね。
それくらい、コンバースのハイカットは定着しています。
では、コンバースでハイカットが生まれたのは、いつごろなのでしょうか?
少し昔の話をしますと、コンバースでキャンバス オールスターが誕生したのは1917年と言われています。
コンバースの創業者マーキス・M・コンバースは、当時、雪の多い冬場にラバーシューズの販売が集中してしまうので、通年で販売できる商品はないものかと模索していました。
そんな中、彼が着目したのが、当時YMCAで教鞭をとっていたジェイムズ・ネイスミス博士が冬場に出来るスポーツとして考案したバスケットボールでした。
コンバースは、バスケットボールに見合ったスニーカーを作ろうとさまざまな試行錯誤を重ねました。
そして、ついに1917年、コンバースはバスケットボール専用のシューズを開発したのです。
それが「キャンバス オールスター」でした。
当時のキャンバス オールスターのスタイルは、実は現在のものと、ほとんど変わりません。
おそらく、並べて比べてみたら驚く人が多いと思います。
それだけ、このシューズ「キャンバス オールスター」が完成された機能とフォルムを持っていた、ということになるわけです。
特に、激しい動きや着地するときの衝撃を和らげるために、足首を保護する意味で、ハイカットのデザインにしました。
コンバースでハイカットが生まれたのは、この時です。
非常に斬新なデザインである「キャンバス オールスター」は、まもなく、プロのバスケットボーラーの使用に耐えうる本格的なバスケットボールシューズへと成長していきました。
ハイカットは、今やそのデザインのかっこよさと、内側に見え隠れするスターマークで、多くのファンを魅了していますが、慣れないと歩きにくかったり、履きこなすのが、ちょっと難しかったりするようです。
丈の長いパンツやスカートでは、シルエットが崩れてしまいますので、どちらかと言うと、ミニスカートや丈の短いパンツに合わせた方がすっきりとまとまります。